ぶらり散歩

千葉房総にあるリベンジの神様

境内から東京湾を一望!

ゴールデンウイーク(こどもの日)お天気も良く、千葉県館山市洲崎にある洲崎神社までドライブしてきました。

洲崎神社は、古くは「洲ノ神」と称され、『延喜式神名帳』にも記載がある由緒ある神社です。伝承によれば、神武天皇の時代に天富命(あめのとみのみこと)が祖母神である天比理乃咩命を御手洗山に祀ったのが始まりとされています。

洲崎神社とリベンジの結びつきは、鎌倉時代の武将、源頼朝の故事に由来します。

治承4年(1180年)、平家との戦いである石橋山の戦いに敗れた頼朝は、わずかな家臣とともに海路で安房国(現在の千葉県南部)へと逃れました。その際、頼朝は洲崎神社に立ち寄り、**再起(リベンジ)**を祈願したと伝えられています。

その後、頼朝は安房を拠点に勢力を立て直し、ついに平家を滅ぼして鎌倉幕府を開きました。この歴史的な出来事から、洲崎神社は逆境を乗り越え、再び立ち上がるご利益があるとされ、「リベンジの神様」として信仰されるようになったのです。
・再挑戦を誓う人
・失敗から立ち直りたいと願う人
・過去の雪辱を果たしたいと願う人
洲崎神社を訪れて祈願してみてはいかがでしょうか?

見どころ
・浜の鳥居: 海岸に立つ鳥居で、天気が良い日には鳥居越しに富士山を望むことができます。夕日の名所としても知られています。
・御神石: 浜の鳥居近くにある丸みを帯びた不思議な石。竜宮から洲崎大明神に奉納されたと伝えられ、対岸の三浦半島にある安房口神社の石と対で東京湾の入り口を守っていると言われています。洲崎神社の石は「吽形」、安房口神社の石は「阿形」とされています。
・随身門: 宝永年間に造営された門。
・厄祓坂: 随身門裏手から社殿へ続く150段の石段。
・本殿: 三間社流造で銅板葺の建物。江戸時代中期以降に大規模な修理が行われたと見られ、館山市指定有形文化財となっています。
・御手洗山: 神社が鎮座する山で、「洲崎神社自然林」として千葉県指定天然記念物に指定されています。
・源頼朝公笠掛けの松: かつて境内あったと伝えられる松。
・矢尻の井戸: 源頼朝が安房に上陸した際、矢の根を刺したところ清水が湧き出たという伝説が残る井戸。

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